
FOCUS
Fine Optical Crack Survey System
国土交通省 点検支援技術性能カタログ(橋梁・トンネル)掲載
高精細画像からクラックを自動抽出するシステム
FOCUS(フォーカス)は、デジタルカメラで撮影したコンクリート構造物の高精細画像データから自動的にクラックを抽出するシステムです。クラックは幅0.1mmから抽出可能で、結果は画像データ上に色で示します。画像データのため、クラック以外の損傷(遊離石灰、剥離等)や補修箇所等も同時に確認ができます。


0.1mmを抽出
・高精細画像データのため、0.1mmのクラックを抽出
・ソフトウェアによる抽出のため、安定した抽出結果
・クラック幅を0.2mm、0.4mm、0.6mmのように0.2mm単位も可能(※)
※1画素がクラック最小幅となるため、最小幅単位となります。

青:0.1mm(0.1~2.0mm未満)
黄:0.2mm(0.2~0.3mm未満)
正確なクラックック形状
・画像解析のため、クラック形状を正確に反映
・クラック形状 からクラック発生要因の推測に活用可

近接・高所作業が不要
・望遠撮影(最大40m)のため、近接・高所作業が不要(※)
・外観検査の場合は最大110mから撮影可能
※クラック幅、天候や撮影場所等の条件 によって、撮影距離が短くなる場合があります。

床版撮影(距離5m)

外観撮影(距離100m)

夜間撮影(距離7m)
外観検査へ応用
・画像から判別可能な損傷や補修箇所等も確認可能
・鉄塔や風力発電設備等の外観検査も可能


・道路橋床版・橋脚・箱桁内部のひび割れ調査
・跨道橋床版のひび割れ調査(夜間作業)
・ボックスカルバート橋の頂版のひび割れ調査
・道路擁壁のひび割れ調査
・倉庫コンクリート製天井のひ び割れ調査
・鋼橋、鉄塔の外観調査
・トンネル覆工コンクリートのひび割れ調査

当社は自社開発技術を用いた調査業務を請け負っております。
調査業務は次のような流れで実施しています。
1.打合せ
調査対象、ひび割れ最小幅、調査範囲、現場状況等のご確認
2.撮影計画
撮影機材の選定、撮影日数や撮影方法を計画
3.撮影作業
現地で撮影計画に沿って撮影
4.解析作業
社内で画像データ解析
5.損傷図作成
解析結果から損傷図作成
6.納品
画像データ、損傷図の納品