FOCUS
Fine Optical Crack Survey System
国土交通省 点検支援技術性能カタログ(橋梁・トンネル)掲載
高精細画像からクラックを自動抽出するシステム
撮影手法とひび割れ検出ソフトウェアを組み合わせて、コンクリートのひび割れを検出するシステム。「カメラ画素数」と「検出するひび割れの最小幅」の組み合わせで決まる撮影範囲を正確に撮影し、その画像を1画素単位で処理することで、ひび割れ幅・長さを抽出する。
POINT 1
ひび割れ抽出ソフトは自社開発品で、非AI処理による判定。1画素単位で判定し、6100万画素の画像で処理時間は20秒。
POINT 2
1画素毎にひび割れ幅を色分け。
POINT 3
画像からひび割れを取得するため、場所や形状が正確。
POINT 4
望遠レンズ使用で遠方から撮影するため、高所作業車や足場設置が不要。精度0.3mmの場合は最大110mから撮影可能。
POINT 5
ひび割れ判定が調査員の技量に影響されない安定した結果が得られる。
POINT 6
高精細画像のため、ひび割れ以外の変状(はく離や遊離石灰等)や補修箇所や付属設備の状況の確認にも可能。
目視・打音検査のチョーキングや補修の記録にも有効で、現場での見落とし・記録漏れを防止。
実績
令和5年度国土交通省施設点検支援技術性能カタログ掲載
超望遠レンズによる高層構造物の外観検査技術 BRO10002-V00202
高精細画像による橋梁下面のクラック抽出システム BRO10013-V0020
FOCUSα-T2
トンネル覆工コンクリートに特化した撮影装置で、トンネル内面半周を撮影する複数台のカメラと照明器具を積載。
車両を40km/h以下で走行させながら連続撮影(静止画)して、幅0.3mm以上のひび割れを検出可能。
(実用新案 第3218047 トンネル内壁面撮影装置)
カメラ配置を変更することで様々なトンネル内径に対応。
FOCUSα-R
アスファルト路面に特化した撮影装置
2台の4Kカメラと照明器具を配置したフレームを5km/hで移動しながら連続撮影(動画)して、幅0.35mm以上のひび割れを検出可能。
撮影幅は2.8mで1時間当たり10,000㎡を撮影可能。
空港滑走路(アスファルト)クラック調査システム
(SIP採択技術)
FOCUSの活動実績
画像によるクラック調査
2013年12月:国土交通省技術公募選定。羽田空港擁壁クラック画像探査試行実施。
2013年:NETIS登録『コンクリート構造物のクラック自動抽出』KT-130046-V。
2014年1月:国土交通省技術公募選定。トンネル内面覆工の画像探査試行実施。
2015年1月:戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の点検・モニタリング・診断技術の研究開発に採択される。
2020年:株式会社長大と業務提携。FOCUS本格受注化。月刊『検査技術』掲載。
2021年:国土交通省施設点検技術カタログに登録。フィールド提供は株式会社長大。
技術番号 BR010002-V0020 超望遠レンズによる高層構造物の外観検査技術。
BR010013-V0020 高精細画像による橋梁下面のクラック抽出システム。